大量生産・大量消費経済から、多品種少量生産、多額消費経済へ
滅多にない休日の私の行動を思い起こしてみると、最近は新聞のテレビ番組欄を
見なくなりました。どうせテレビはヤラセが多く、感情の押し付けをしてきますし、コマ
ーシャルは消費者動向とマーケティングの観点からを除いては時間の無駄で、ほとん
どスルーしてしまいます。 撮り貯めたお気に入りの番組(次女が殆どを占有)の中か
ら、その時の気分で興味のあるものを1つ2つ選択してみるか、JCOMの番組の中か
らディスカバリーch、ヒストリーch、他歴史ものや新旧の話題になった映画などを見
るくらいです。 また自宅にいると2匹のプードルが私から離れません。 私の傍にい
るとそのうち根負けして散歩に連れて行ってくれることを分かっているからです。
何だかんだと時間を使い、空いた時間で書き物をしている休日に、必要なものを買
いに行ける時間はありません。 現代は時間が加速化していき、1日で完結すること
が数多くなってきました。
このような文明社会で最も大切にされるのは≪時間≫であり、快適な≪空間≫で
あり、それを得るための≪知識(情報)≫です。 この3要件が、未来学者アルビン・ト
フラーがいうところの「富を生み出す要素」なのです。 世界は、今我々日本人が経験
しているような多元的な生活が主流となり、時間を有効に使う購買行動が主流となっ
てくると思われます。その基礎となる考え方は、
(1)私たちは日常生活において無限の選択肢を持っている。
(2)現実は捉える人間の知識によって、変化する。 ということです。
この行動心理をビジネスの世界で発展させていく場合、今人口が爆発的に増加し
ている中国やインド、ブラジル、バングラディッシュ他の国々で見られる或いは今後見
られるであろう<大量消費・大量生産経済>は早い段階で終焉を迎え、それらの国
では最も不得意な、<多品種少量生産・多額消費経済>の時代がやってくることが
想定されます。
我が国の、正直で嘘を嫌う、真面目で繊細、な国民性こそが次世代の経済にピッ
タリ当てはまります。 世界の中においては「ジャパンブランド」は確固たる地位を築
いています。 先人たちの数百年以上にわたる信用の蓄積によって、「日本人は嘘を
つかない」「メイドインジャパンは最高品質」との認識は世界で定着しています。 我が
国周辺のライバルたちはこの信用を落とすべく、血眼になって世界に金をばら蒔きな
がら、我が国の信用を落とすためのありとあらゆる手段を講じて、徹底的かつ執拗に
ネガティブキャンペーンを張ってきます。 また日本の一部のマスコミは、その意図を
読み違えて、マイナスの動きを必死でやっているようですが、気の毒なことに彼らマ
スコミの最大のライバルに成長したネットによって真実は国民の基に届けられるよう
になってきました。
今後は彼ら日本のライバルとマスコミに邪魔されずに、世界の流通の中で確固た
る地位を明確に築いていくためにも、<多品種少量生産・多額消費経済>に対応で
きる組織づくりが企業に求められるようになってきます。
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