出雲大社60年の遷宮
行ってまいりました出雲大社。
昨年、奇跡の写真家といわれ、日本の写真家の中で唯一伊勢神宮と出雲大社の一
般の人が入れないところまで撮影許可を得ていらっしゃる「増浦行仁氏」とのご縁をい
ただき、そのご縁で5/10の「本殿遷座祭」に参加させていただきました。
本殿の写真産経新聞掲載分です。 お見苦しいものも含めていくつかご紹介しま
す。
5/9から鳥取・島根に出張を入れ、60年に一度行われる遷宮をこの目で観て、そ
の場の空気を感じてまいりました。 当日は生憎西日本地方の天候は悪く、午前中に
お客様を訪問した後、米子から出雲に向かう途中から土砂降りの雨でした。 雨天の
中での参加を覚悟しておりましたが、なんと出雲に近近づくにつれて天候は回復、出
雲大社に到着したときは曇天ながら雨はピタリと止んでしまいました。 天に感謝する
とともに、神様を濡らさないための配慮であろうと、祈らずにはいられない気持ちにな
りました。 その後夜の本殿遷座祭が始まりましたが、三笠宮家、高円宮家の皇族の
方をはじめ、12,000人もの方が全国から集まり、テレビで見る顔もちらほら見かけま
した。 お陰様で60年ぶりの改修できれいに蘇った本殿(国宝)にご神体の大国主
(おおくにぬしの)大神(おおかみ)=オオクニヌシノミコト=を迎える尊い儀式をその
場で体験させていただきました。 遷宮は、飛鳥時代の斉明5(659)年が最初といわ
れ、江戸時代以降は60~70年ごとに実施されてきました。 本殿の建て替えが基本
ですが、現在の本殿は延享元(1744)年の造営で、このとき以来改修の方式で行わ
れ、「大社(たいしゃ)造(づくり)」と呼ばれる最古の神社建築様式を伝えています。
今回の「平成の大遷宮」では、平成20年4月にご神体を仮殿に移し、本殿の大屋根
の檜皮約70万枚を葺(ふ)き替えるなど伝統技法を駆使して改修が進められました。
昨年7月にその工事完成後の正式参拝の際に古い檜皮をいただき、お守りにさせて
いただいていますが、昨年は健康に恵まれ、ご利益があったのではないかと、密かに
感謝しています。
今回驚くと同時に、神の存在を感じたのは、本殿に120名の神官の行列が入り、ご
神体を収めた瞬間に強い風が吹いたことと、遷宮祭が無事終了し、解散の放送が行
われた瞬間に止んでいた雨が降り始めたことでした。 その後一晩降りました。 神様
からの感謝のサインと、神様を濡らさないよう多くのエネルギーが集結してこの神事
を導いたのではないかと感じました。 一説によると人間の魂は鉱物から始まり、長い
年月を経て植物に移り、更に動物に移り、人間に宿る前に空の雲に移るそうです。
今回の神事における現象を経験しますと、本当に空に浮かぶ雲は人の魂と近い関係
にあることが分かったような気がしました。
これほど神と近いところで生活をさせてもらっている、私たち日本人はなんと恵まれ
た存在なのでしょうか。 この国に生まれて本当に良かったと思います。
両親にはこの世に生んでくれて有難うと心から感謝したいと思います。
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