厚生年金問題の本質

query_builder 2012/04/22
時事問題編

「厚生労働省は、企業年金の一種である厚生年金基金について、退職者(OB)の 年金給付の減額や基金の解散を認める条件を緩和する検討に入る。 AIJ投資顧問 による年金消失問題を契機に基金の厳しい財政運営が浮き彫りになり、抜本対策が 必要だと判断した。 厚労省は、学者や専門家からなる有識者会議の初会合を13日 に開き、基金に関する条件緩和の具体策と、AIJ問題を踏まえた年金資産の分散投 資の徹底など、規制強化策の検討に着手する。同会議が6月をめどに報告書をまと めるのを受け、同省は省令改正などで対策を講じる方針だ。 基金をめぐっては、全 体の7割にあたる445基金で給付に必要な積立金が足りない「積み立て不足」が生じ ている。こうした積み立て不足を解消しやすくする方策として、厚労省は基金が退職 者の年金を減額する場合、受給者の「3分の2以上」の同意を必要としている条件の 緩和を検討する。民主党内では「過半数」に引き下げる案が浮上している。」 やはりこのような検討案が出てきました。 悲しいことに予想通りです。先月号でも 申し上げましたが、この問題は10年以上前から、もっと言いますと公定歩合が大幅に 引き下げられたバブル崩壊の時期から分かり切っていたことです。 今時5.5%の運 用利回りなど保証できるわけがありません。定期預金金利の50倍の利回りなど不可 能なことです。 この問題を放置しておいて一投資顧問会社を吊し上げ、問題をすり 替える行為は犯罪に近いものがあります。 政府と厚生労働省、財務省は、できるだ け問題を先送りし、その間に甘い汁を散々吸っておいて、都合が悪くなると受給者や 経営者或いは国民に負担を強いてくるのです。 マスコミもぐるになって、AIJ社長 に責任があるのであって、何故このような問題が発生したかの根本問題に踏み込もう としません。 なぜ誰も政府や政治家を責めないのでしょうか。 この日本人の穏やか な国民性が、こと政治家や官僚に対してはマイナスに作用しているようです。 彼らは 国民を舐めているのでしょう。 怒りが収まりません。 これも何度も申し上げておりま すが、政府や官僚の使命は国民の生命と財産を守ることです。 拉致問題の棚上げ に始まり、 いったい政治家や官僚は何をやっているのか。 経営者の皆さんは彼ら の作る法律を守るだけでなく、彼らが作った法律から会社や社員の皆さんを守ってく ださい。嘘は必ずばれます。何年経とうが必ず発覚します。 人として大切なことは誰 にもはばかることなく、公明正大に、また堂々と生き様をさらしていけることではない でしょうか。 また社員のための退職金や年金の制度運営にとって大切なことは元本 を保証することです。 一攫千金は騙されやすい我が国の国民には難しいです。 今世界中が、戦後67年間真面目にコツコツと働いて蓄積してきた大切な国民の金 融資産1500兆円を狙っています。 これは我が国の国民が額に汗して一生懸命働 き蓄積してきた大切な財産です。 我々は何としてもこの財産を次世代以降の日本に つないでいかなくてはなりません。 経営者の皆さんはこのことを十分にご認識して いただき、日々の経営に全力投球していただきたいと思います。

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