足ることを知る

query_builder 2012/01/28
時事問題編

先月号でブータン国王のことについて触れましたが、ブータン国民は GNH (国民総幸福度)で 9 割以上が幸せと回答しました。日本での同様の調査結果では 55.9%であったようです。多くのことを知ることは周囲との比較をしてしまい、不足感を覚えるようになるようです。


昨年10月にお亡くなりになられた旅行作家の小林正観さんの著書によく見られる、「競う心・比べる心・争う心(き・く・あ)」は幸福度で見た場合はマイナスに作用するよ うです。一方で、経済を活性化させ、国を富ませるためには競争 原理は重要な要素です。この矛盾は何とも悩ましい問題です。私が経営者の皆さ んにお願いしたいことは、社員の人数の3倍の人(家族を含む)の生活が、社長の両 肩にかかっていることを認識し、敢えてこの矛盾に立ち向かっていただきたいというこ とです。また社員さんたちは、「競う心・比べる心・争う心(き・く・あ)」の心を抑え、“足ることを知る”生き方を実践していただきたいと考えます。


 不足するものをあげつらって嘆くよりも満たされていることを数え上げるほうが遥かに幸せだと思います。何が不足しているから不幸せではなく、何が出来て幸せの方が豊かな人生を送れると思います。


一病息災ということばがありますが、私も6年前に癌と出会うまでは、自分に不足するものばかりあげつらっては嘆いていたような気がします。最近では病気によって気づいたことがたくさんあり、自分の人生にとってはむしろ病気は必然であったと思えるようになってきました。


 ビジネスの世界でも 「感謝の気持ち」を強く持つ人は、そうでない人と比べて2つの 大きなメリットを持っているようです。 まず 1 つ目は「周りからの協力を得やすい」 ということです。

ビジネスの場面では自分 1 人で実現できる範囲は限ら れており、いかに同僚、先輩、取引先、お客様からサポートしてもらうことができるか が成果を大きく左右します。 「感謝の気持ち」を持つ人は、日頃の態度や発言におい て必ずその気持ちが表れます。すると周りの人がその人に「協力してあげたい」という 気持ちが働き、成果に結びつきやすい状況が生まれてきます。


2つ目 は、「勝ちパターンを自分自身で演出できる」 ということです。 「感謝の気持 ち」を持つ人は「自分に関わる周囲の存在を強く理解している人」であり、利他的な人です。 自分の状況をより客観的に見 ることができる人でもあります。そして「周囲の協力がどのように作用して、自分が結 果を出せたのかが分かっている」ということです。


“人は幸せだから感謝するのではありません。感謝しているから幸せなのです”

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