働かざる者は食うべからず

query_builder 2011/11/28
時事問題編

 ヨーロッパ、とくに南欧といわれている国の経済がおかしくなってきています。 私も若かりし頃は、南欧の人はシエスタ (スペイン語でお昼もしくはその時間の昼 休憩(13:00~16:00 が目安)を指す言葉。)があり羨ましいと考えていましたが、この 度 ユーロ圏の国で経済が破たんしかけている国の多く(ギリシャを筆頭にイタリア、スペイン、ポルトガル等)はこのシエスタが取り入れられているようです。

 翻って我が国はどうでしょうか。下記のグラフは以前にも掲載させていただきましたが、日本人サラリーマンの平均年収の推移を表したものです。


 平成9年にピークを迎えそれ以降はほとんどが前年比でマイナスです。原因は間違いなく 1 週 40 時間労働への法改正でしょう。国民を働かない方向に導 いた政治家と官僚の責任は大きいです。この 12 年で 16%以上も減少してしまいました。間違いなく人災です。


 一方で最低賃金は上昇し続け、何と東京都では昨年の 821 円から 837 円と 16 円も 上がってしまいました。右も左もわからない若年の労働者に対してさえ 837 円を補償 しなければならないのです。 一部の例外を除き、東京都をはじめ全国の地価は昭和 50 年代後半のレベルにまで下がってきております。 当時の最低賃金は東京都でさ え時給に換算すると 400 円を割っておりました。 それが 837 円です。 これから先米 国の国益のため関税は撤廃され、米国の劣悪(遺伝子組換農産物や狂牛病の恐れ のある牛肉等)な農業畜産製品が輸入されてくることになります。 巷で聞く話では単 純労働における求人が激減してきており、若者が将来を描ける環境が急激に悪化し ております。 政府は闇雲に毎年最低賃金を上げて労働環境を悪化させるのではなく、実態に合わせた柔軟な基準を示し、クリエイティブな労働と単純労働とを区別するこ と、即ち WorkとJobを分ける方向で労働対策を打っていってほしいものです。

 社会保障は大切ですが、早々と白旗を上げて開き直った人が得をして、歯を食いし ばって頑張っている人を突き放すようでは国民の理解を得られません。 年金よりも生活保護費の方が高額である矛盾も放置してはいけません。 働くことのできる人はどのような形でも労働に従事していただくことを政府は検討して いただきたいと思います。

 労働マーケットでも同じことがいえます。私の10年以上にわたるコンサルティン グの経験では、働く人は労働問題を起こしません。殆どのケースでは働かない人が労働問題を起こしています。よくセミナーでお話しすることですが、「働く人には労働 条件は関係なく、働かない人には労働条件が重要です」・・・がどうも真理のようです。

 ご縁があって勤めることができた職場で、与えられた仕事を、ベストな状態で取組むことができれば、社員さんは成長していくことは間違いのないことです。 


 そのような社員さんは周囲が放っておきません。必ず次のステージが待っており ます。 経営者の皆さんは是非このことを社員さんにお伝えください。

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