企業のRM対策

query_builder 2011/05/28
時事問題編

 栃木県鹿沼市でクレーン車が歩道に突っ込み小学生 6 人が死亡した事故で、逮捕された運転 手である容疑者(26)が 2008 年 4 月に事故を起こした際の捜査資料に、てんかんの持病があるこ とを示すメモがあったことが分かったと栃木県警が発表した。 容疑者は、この事故で同市内で小 学 5 年の男児をはねたとして、自動車運転過失傷害罪で起訴され、有罪判決を受けた。判決は 「前日の仕事の疲れから眠気を覚えながら運転した」と事故原因を認定していた。

 しかし、今回の事故を受け、県警が調べ直したところ、08 年当時、捜査員が消防に電話で事故 の状況などを確認した際、持病について「てんかん」と書いたメモがあることが判明した。当時、発 作と事故の関係が分かっていれば、免許が取り消されていた可能性があったが、容疑者と母親は 調べに対し、「病気はない」と話したとされる。

 県警は、勾留期限の 9 日に向け、危険運転致死罪の適用も視野に捜査を進めている。



 何とも悲しい記事です。 母親は我が子の将来を考え、運転免許を失いたくなかったのでしょう が、結果的には我が子だけでなく 6 名の将来ある子供の将来を奪ってしまいました。

 今回の事故では容疑者を雇用していた会社も被害者ということで、倒産まではいかないと考え ますが、過去の事例としては大事故を起こして人命が失われた場合は雇用主である会社は倒産 することが多いようです。 前回の事故では過労状態と認定されるかもしれず、事業主の責任が 問われた可能性があります。 まさか良かれと思って雇った社員が、ルールを逸脱或いは隠して いた持病が原因で大事故を引き起こすなどと考えられない経営者さんが多いと思います。

 素人は「保険に入っているから大丈夫」などと考えているようですが、「事故の補償」と「社会的 な信用の失墜」は別物です。


 事故はやむを得ない事故も含めて起こしてはいけないのです。

 今後このような事故を二度と起こさないためには、「車は便利」であると同時に、「車は凶器」とな り得ることを十分認識し、“人の命を奪うことは何人たりとも許されない” との考えを社内で徹底 することです。 常時車を運転する社員がいる会社は、癲癇(てんかん)だけでなく、ドライバーの 持病についても、会社の存続と人命保護の観点から調査し、入社時に誓約書を取り付け、また毎 年健康診断受診に併せて書面で自己申告させ、普段からの社員に対する安全配慮だけでなく運 転面でも徹底する必要があるでしょう。 場合によっては同居の親族と連名で申告させることで責 任の回避を行うことも必要でしょう。 いずれにしても、不幸にも事故が発生した場合は、最優先で 人命救助に当たるよう普段から指導を徹底し、刑事事件にさせないこと、書面の提出により、会社 側の過失を極力少なくすることに十分手を打っていただきたいと考えます。

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