ガラパゴス化

query_builder 2011/02/06
時事問題編

 日本の車は故障しません。 日本の家電製品も滅多につぶれません。これが我が国の誇るジャパ ンブランドです。 この徹底した品質へのこだわりは、日本人のものを見分ける目や審美眼による もので、安かろう悪かろうでは最早日本では通用しないのです。

 日本ではいち早く一億総中流が実現し(現在は崩れてきましたが)、身をよじる程、夢にまで見 る程欲しい物はなくなってきていますので、よりマニアックに、商品の進化は縦に深く進む傾向が あります。

 一方日本以外の国では、米国ですら移民(違法も含む)が年間に100万人以上いて、白人比率 が年々下がってきており、資本主義的な物質社会がまだ成熟しておらず、中国をはじめとしたアジ ア・アフリカ、旧ソ連系の国などまだまだ物質に豊かさを求める国が大多数であり、より多くの物を 必要としてますので、横への展開すなわち安さと量の勝負になると思います。

 それらの国ではまだまだ所有欲の方が旺盛で、安かろう悪かろうが十分通用しますので、余程 の大きな性能差や故障でもない限り、価格の安い方が確実に売れます。


 では日本の製品は売れないのかというと、そうではありません。 要は日本人の感性に合ったも のが同じタイミングで世界で受け入れられるのかといったら、そうではなく少しの「タイムラグ」を受 け入れる必要があるのではと考えます。 時代に取り残される代名詞として「ガラパゴス化」と 叫ばれていますが、日本の進化についてこれない外国のユーザーに合せた商品開発を行い、商 品の深みを求めるレベルにまで物質的な豊かさが追い付いてきたら日本式の展開を行えばいい のです。


 ただし、謙虚さは忘れてはいけません。 トヨタ自動車がタイでハイブリッドのプリウスを販売し ようとしてうまくいってないとの話を聞きました。 タイも中国バブルで、食料品の生産業者を中心 に成金の方が急増し、車販売の有力なターゲットになっているようですが、日本仕様のプリウスを そのまま販売しようとして、地元のディーラーやユーザーから不評を買っているそうです。


 例えば、「タイは常夏のエリアにもかかわらず暖房がそのままついている」とか、「ユーザーは高 級志向があるのに革シートがなく、布製のシートのみである」こと等・・・・・。

 お客様はわがままですから、相手に軸足を置いた販売戦略が重要でしょう。 謙虚にお客様の 声を聴くことが重要です。

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