世界基準のRM対策とは

query_builder 2011/02/06
時事問題編

 2月の大きなニュースとして挙げられるのが、米運輸長官「トヨタ車は安全」=「乗るな」から 様変わり のニュースでしょう。 ラフード米運輸長官は、トヨタ自動車の電子制御措置に欠陥は ないと発表した記者会見で、「トヨタ車は安全」と宣言しました。 同長官は昨年2月の議会証言で、 リコール対象となったトヨタ車のオーナーは「車に乗るのをやめ、すぐに修理に出すべきだ」と無責 任発言。 その後撤回しましたが、トヨタ株価の急落を招く騒動を起こしており、米国内でのトヨタを 取り巻く環境の変化を浮き彫りにしました。 それを受けて、トヨタ自動車から出されたコメントが下記のとおりです。

「何か問題が起こった時には、絶対に他人のせいにしないようにしよう。 何か原因が あるはずだから、それを究明しよう」


 このコメントは日本的であり、我が国の国民には心に響く内容となっています。 一方私にとっては残念ながら危惧していたとおりの予想コメントでした。 日本を代表する企業が 政治と同じく「内向き」に答えを求めてしまったのです。 アングロサクソンは元々狩猟民族です から、いわば他人から奪う文化で生きてきてますので、今回のコメントはアメリカをはじめ世界中 に、「日本は何をやっても怒らない、損害賠償もしてこない羊のような国である」と誤ったメッセー ジを送ってしまったのではないかと感じます。

 今回の事件の背景は、リーマンショックで破たんしたビッグ3の米国自動車メーカーの救済のた めに、マーケットシェアNO1のトヨタが狙われたことにあります。

 RMの観点から申し上げると、国内向けのコメントとしては上記のとおりで合格点ですが、対外 的にはこのような日本的な感覚でのメッセージは、「今後も、日本企業を叩いても損害賠償はされ ない」ので、自国の産業が苦しくなったときには噛みついてくる日本以外の国の企業には触れず に、日本企業に的を絞って攻撃をしようとの動きにつながり、今後トヨタ以外の日本の企業が槍玉 にあげられる可能性が大きくなりました。

 では、どのようにメッセージの発信をすればよかったのでしょうか?


国益を前面に出せばいいのです。会社ばかりを前面に出すから相手に攻めやすくさせるのです。 「トヨタの社員には、問題発生時の心構えとして他人のせいにせず問題の原因は自社にあると考 えよう」とメッセージを出して社員を引き締め、「ただし、今後原因究明もやっていない段階での政 治家の悪意ある誘導によって、トヨタはじめ日本の企業のブランドが大きく傷ついた」 、「この経 済的損失は米国が負うべきである」として悪意に対する脅しを対外的には発信することです。 これくらいは日本のリーディングカンパニーとしてはやって欲しいと思います。

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