日本の財政余命はあと10年

query_builder 2011/01/06
時事問題編

 小黒一正(一橋大学准教授)の説ですが、人口減の影響で徐々に国力が弱まっており、我が国 の公的債務(対 GDP)は先進国最悪の水準で、毎年約 1 兆円ペースで膨らむ社会保障予算は財 政破綻リスクを高めているとのこと。 足元の対策も必要ですが、もはや残された時間は少なく、現行制度を微修正するその場凌ぎの 対応では危機を乗り切ることはできません。 現在我が国が直面している政治経済の混迷と閉塞 状況は、この事実を明確に表しています。

 そのような中で、与謝野馨議員が民主党に転びました。 確か選挙区で海江田万里氏に敗北し、 比例区で自民党に救われ、その後離党、たちあがれ日本に移り、何と散々批判していた民主党政 府の閣僚に見事に転身しました。 私は個人的に政治家は国益のための二枚舌は許されると考 えますが、今回の転身は少し無理があると思います。 年齢的なもの含め、最後の奉公と判断し たものでしょうが、今回で彼の政治生命が終わるのではないでしょうか。 その与謝野経済財政担 当相がとうとう「年金支給年齢の引き上げ」に言及しました。

首相官邸で開かれた新成長戦略実現会議の席上、「『人生 90 年』を前提として定年延長を考え、 同時に年金の支給開始年齢を引き上げることが考えられる」と述べた。・・・・・

 定年の延長が前提のようですが、今後消費税増税のための複線をどんどん敷いてくるでしょ う。 日本人男性の平均寿命は 78 歳で世界第 5 位(女性は 86 歳で 2 位以下を 3 歳以上引き離 しダントツの独走状態です。)で、6~10 位が 1 歳以内で猛追しており、数年以内には 10 位以下 になる可能性があります。 そのような現状を無視するかのような「人生 90 年説」は、国民の理解 を得られないでしょう。

 国の借金が 900 兆円あり、1400 兆円の国民預金を超えるまでは日本の財政は何とか持つかも しれませんが、このままでいきますと本当に 10 年後にはこの預金額を超過し、財政破綻を迎える ことになりそうです。 ゼロ金利で利息がほとんどつかない状態です。 本来なら利息が 3%位つい て、40兆円くらいの不労所得があれば、その1/3程度は市中に出回り、景気を底上げするのでし ょうが、現状のままでは徐々に 1400 兆円を食い潰すことが目に見えています。

 一方、ビジネスの現場は高騰する人件費で疲弊しています。 土地の価格が昭和 57 年当時の 価格まで下がっているようです。 公共料金は上がり続けていますが、私は最低賃金を少なくとも 法定労働時間の改定が行われた(48h⇒40時間)H9年当時の671円(東京都/H22年現在82 1円)へ(昭和57年当時は400円前後)改定が必要と考えます。 単純作業における最低賃金を 引き下げないと製造業が衰退し、3割くらいの労働者の雇用が将来的に維持できなくなる恐れが 大です。

 政府・役人は、勇気をもって最低賃金を下げることが国内景気回復につながることを理解して、 実行していただきたいと思います。

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