一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)
≪一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)≫
人間学を学ぶ月刊誌「致知」を、弊社関西事務所の阪上顧問よりご縁をいただき、 定期購読させていただくことになりました。最近ではネットによる情報アクセスが多く なり、少し長時間の読書が苦痛になってきたところでしたが、実に内容が濃く、どのコ ーナーも実学として頭に入ってきます。
私の到達した感覚では、『人は知り得たことを繰り返し実践し、多くの体験を通して 喜怒哀楽を知り、克服し、自己の精神を鍛えるために、また多くの経験を積み、多様 性を修得するためにこの世に生まれてきたのではないか・・・。』です。
この雑誌「致知」は、その実践者の方々の現在の境地を様々な表現で文章にし、世 に広めてくれています。18年ぶりの定期購読となりましたが、以前の若造の頃の自分 では理解できなかった多くの先達の貴い経験が、乾いた砂が水を吸収するかの如く、 脳裏に焼き付いてきます。
有難いことです。知識を着想させるためには、インプットしたものを、アウトプットす る訓練や鍛錬が必要であることを、身をもって経験させていただきました。
その「致知」9月号に、仏師 江里康慧(えりこうけい)氏のインタビューがありました。 その中で江里氏の師匠である仏師 松久朋琳先生の言葉に、「仏は木の中に既に御 座す(おわします)。仏師はその周辺にへばりついた余分なものを取り去るだけです。 (一切衆生悉有仏性:周囲にへばりついている煩悩や執着などの余分なものを取り除 かない限り、人間の仏性は輝かない)」とありました。
翻って我々はどのような心構えでお仕事をさせていただいているのか、真剣に考え させられました。いい加減なコンサルティングをしていると、自分の作成した成果物を 後任者や他のコンサルタントが目にします。その際に誰に見られても恥ずかしくない 最高の成果物をお客様にご提供できているのか。担当が変更になった、或いは当社 を去った社員の引継ぎでお客様を訪問させていただく際に、その仕事ぶりが見事に 露わになります。素晴らしい仕事をしてくれていた社員もいれば、お客様のニーズを 外し、求められた実務や成果物のご提供が疎かになってしまった社員もいました。
当社のミッションは、お客様の「企業ドクター」となることです。当社社員が対応して、 お客様の経営する会社にとって必要不可欠とされる就業規則をはじめ各種規程を作 りこみ、人事考課制度を定着させ、社員教育を実施し、社風を改善し、収益を確保で きるようお手伝いをしていくことです。
分かり易く申し上げますと、
① お客様のお悩みにたどり着き、
② お客様のお悩みを聞き出し、
③ お客様のお悩みを解決する お手伝いをすること です。
さらにはコンサルタントの使命とは、
① お客様に自己と向かい合うチャンスを見出しお導きすること
② 表面上の問題点のみにフォーカスしていると見えない本質を見える化すること
③ そのために奉仕の精神でお客様と向かい合うことです。
我々も人間ですから、多くの煩悩の中で生きています。生きていくために食事をし、 排泄をし、知識を得、知恵を発信し、実践していきます。その中で最も重要なことはど のような覚悟や姿勢で生きるための糧を得ていくのか、つまり「仕事」をしていくのかと いうことです。
一般的に、人は成人するまでは親の元で保護されながら生きています。成人する と自力で生きていくことになりますその際に最も多くの時間やエネルギーを費やすのが仕事と家族です。
その中でも仕事は他人や世間との関わりあいが中心となります。家族との関係より も一層緊張感が求められ、手を抜くことが出来ません。人は目の前の仕事を通じて、 多くのことを学び、修得し、自己の得たものを、次世代へとバトンタッチしていきます。 家族との関わりあいにおいても同様に、日常の中から多くのことを学んでいきます。
その長いプロセスの中で、○と×、プラスとマイナスを心の中に刻んでいきます。 私は過去の経験から、この自分の中のプラス(○)のエネルギーとマイナス(×)のエ ネルギーを相殺して残ったエネルギーが自分の実現力となるような気がしています。 今目の前で実際に起こることは、自分が発してきたプラスとマイナスのエネルギーの 集大成のように感じます。
自分の中にある余分なものを取り除き、プラスのエネルギーを引き出して輝かせる ことが、一切衆生悉有仏性につながるのではないかと考えさせられます。「人生は何 かをやる人には短すぎるが、何もやらない人には長すぎる。」本当にその通りだと思 います。
先般、非常に良い睡眠をとっているとき、潜在意識に降りてきたメッセージを書き 留めたものを下記に記します。
<魂のステージ>
❶ファーストステージ
・自分のことを考える段階
・7割の人がここに留まる
・同じ事の繰り返し、煩悩、優劣を競う世界
・利己的な魂
❷セカンドステージ
・自分と相手のことを考える段階
・2割の人がここに留まる
・気づき、変化、共存共栄の世界
・利己と利他ハーフ・ハーフの魂
❸サードステージ
・相手のことを考える段階
・1割以下の人がここに行く
・使命に目覚め、人生が加速していき、与えれば与えられる世界
・利他的な魂
❹フォースステージ
・世のため人のためを考える段階
・0~0.1%がここにたどり着く
・生きていることに感謝、人生の流れの主流に乗れ、成長一筋・繁栄一筋のお任
せの世界
・進化した菩薩の魂
私は今、ようやくサードステージにたどり着き、指一本でぶら下がっている状態ですが、さらに上を目指しております。人は早く今回の人生の使命や目的に目覚めることが大切のようです。
人生は楽しいですね。明日は何が起きるだろう、明日はどんな人に出会えるだろ う・・・。ワクワクしてきます。是非皆様におかれましては、充実した人生をお送りいただ きたいと思います。
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