逆説の効果⁉

query_builder 2017/08/10
歴史編

 先日仙台駅のキオスクで、『今こそ、韓国に謝ろう』とい うタイトルの本が目に入りました。作者は作家の百田尚樹 氏です。「永遠の0」、「海賊と呼ばれた男」、「カエルの楽 園」など、興味深い著書を読ませてもらった経験から、百田 氏がこのようなタイトルの本を書かれたことに違和感を覚 えましたが、目次をめくってみてビックリ、直ぐに購入して、 新幹線の中で読み終わっていました。6月から7月にかけ て休日が数日しかない現在の私にとって、睡眠不足を解 消する最大のチャンスであった、始発駅(仙台)~最終駅 (東京)が、私の読書の場になってしまいました。

 後で調べたら、結構話題になっている作品のようです。

 いったい何を謝るのか・・・日本が、朝鮮半島に対して行った“悪行”の数々に対してとの こと。

 韓国では新大統領である文在寅が慰安婦問題に関する日韓合意の「破棄」をちらつか せ、多くの国民がそれを支持するという事態が起きています。国家と国家の取り決めを反 故にすることは国際常識上あり得ないことです。この国との関係を健全な方向にもってい くことは不可能ではないかとも思われてきました。

 日本は、慰安婦問題などでこれまで何度も韓国に譲歩し、歩み寄ってきました。そのた びに我々は裏切られ、韓国は「反日」の狼煙(のろし)を繰り返し上げているのです。

 しかしこの本を読んで、「そうか、このようなアプローチ手法もあったのか」と目から鱗で した。

 国と国との約束を守らず「反日」を掲げる韓国に対して日本がきちんと対峙するには、 我々がアプローチを変えなければならないということです。 『今こそ、韓国に謝ろう』は、これまでになかった視点から日韓併合時代を論じた本です。 百田氏はこの本を書いて、我々日本人は、とんでもない思い違いをしていたのではないか ということに気付いたそうです。それは一口で言うと、「余計なお節介」です。頼まれもしな いことを無理矢理にやってしまったということです。


❶経済成長させた“罪”

 当時の日本がどんな酷いことをしたのか。そのひとつは、朝鮮半島各地にたくさんの小 学校を作ったことです。1905 年頃にはわずか 40 校ほどだった小学校を、1910 年の併合 後に凄まじい勢いで増やし、1943 年までに 4,271 校も開校してしまいました。

 日本はこれに巨額の国家予算(全ての予算の10%)を投入し、併合当時には10%未満 だったと言われる識字率は、1936 年で 60%近くに高まりました。

 これまで日本人は、韓国 に対し「教育を施してあげた」と考えていましたが、よく考えてみれば子供は遊びたい盛り で、勉強なんかしたくありません。いわば子供の“遊ぶ自由”を奪ってしまったのです。

 驚くことに、日本は朝鮮に京城帝国大学まで作りました。しかも、京城帝国大学の図書 逆説の効果⁉ 館の予算は、東京帝国大学の10倍もありました。朝鮮の人々からすれば、「人を馬鹿だと 思っているのか!」と怒りたくもなるでしょう。

 私の出身地の大阪(帝国)大学は8番目の帝国大学(1931 年)であり、6番目は京城帝 国大学(1924 年)、7番目は台北帝国大学(1928 年)、因みに9番目は名古屋帝国大学 (1939 年)です。自国よりも優先して国立の大学を植民地に設立するなんて、しかも7割 以上の生徒が現地人です。朝鮮人にしてみれば、やはり「人を馬鹿にしているのか!」と 怒りたくもなるでしょうとのこと、展開が面白いです。


 教育だけではありません。日本は朝鮮半島の自然まで変貌させてしまいました。焼き畑 農業でほとんど禿げ山になっていた朝鮮半島の山々に植林し、緑豊かな風景に変えてし まったのです。

 さらに、至るところに鉄道網を敷いて、併合前はわずか100kmしかなかった鉄道を総延 長 6,000km にまで延ばしてしまいました。美しい野山に醜い鉄道網を敷きまくって申し訳 ありません。 ダムも建設しました。鴨緑江に作った水豊ダムは当時世界最大級で、電力の最大出力 はあの黒部ダムの2倍もありました。発電所を建設し、送電線を張りめぐらせ、村々に電気 を行き渡らせたのですが、これは日本の勝手な振る舞いです。もちろん、全てのお金を出 したのは日本です。北朝鮮の国章にも水豊ダムが記載されていますが・・・・。また明らか に生活レベルは向上したのですが、そう考えるのは日本人のエゴなのかもしれません。

 日本は韓国に“産業革命”も起こしました。李氏朝鮮時代の朝鮮は農林水産業の生産 が全産業の約 80%、工業生産は約 18%という第一次産業国家でした。ところが併合以降、 農林水産業の比率は約 43%に減り、工業生産は約 41%に増えたのです。

 その結果、併合の翌年の 1911 年から 1938 年までの間、朝鮮の経済は平均 3.8%とい う驚異的な成長率を遂げました。これだけの長期間にわたって高成長が続いた例はほと んどありません。

 雇用が増え、経済が成長するのはいいことだと考えるのは、日本の勝手な論理です。 それまで農業や漁業に携わっていた人々が、急に工場などで慣れない仕事をすることに なったと想像すると、本当に申し訳なく思います。。。とのこと。


モラルを教えなかった“罪“

 日本は、朝鮮の“伝統文化”も破壊しました。併合前の朝鮮には、3割の国民が奴隷と いう、20世紀初頭とは思えないほどの厳しい身分制度がありました。王族及びその縁戚 などと特権階級の「両班」(ヤンバン)が支配階級で、その下に官僚機構で実務を担ってい た「中人」(チュンイン)がありましたが、両班からは激しく差別されていました。下の階級の 人の物を奪っても、殺しても一切罪に問われることが無かったそうです。

 その下が「常民」(サンミン)で、多くが小作農であり、「常奴」(サンノム)の蔑称で呼ば れていました。さらにその下には高麗王朝時代から「七賤」と呼ばれる賤民がいました。な かでも「白丁」(パクチョン)と呼ばれる人々は戸籍もなく姓もなく、厳しい差別にさらされて いました。

 朝鮮半島に長く根づいていた伝統的な身分制度を日本は破壊し、王族を除くすべての 人を平等に扱いました。こうした差別は許されることではないと、日本人が考えたからです。 しかし、これは独善的な考えです。特権を奪われた両班が日本を恨むのは当然です。。。 とのこと。

 もちろん両班は朝鮮人全体のごく一部でしたが、不思議なことに現代の韓国人のほぼ すべてが「自分のルーツは両班だった(?)」と主張します。韓国人の多くが日本を恨む理 由は、もしかするとここにあるのかもしれません。

 

 それ以上に日本が猛省し、朝鮮半島の人々に謝罪しなければならないことがあります。 それはせっせと学校を建てて教育を施しながら、一番大事な「モラル」を教えなかったこと です。(ここは笑うところです。)

 いわゆる「ウリジナル」も、モラルの問題として捉えることができます。茶道、華道、歌舞 伎といった日本文化はことごとく「韓国がルーツだ」と言い出していますが、いずれも何の 根拠もありません。しかし、こうしたこともすべて、併合時代にモラルを教えなかった日本 に責任があると言えます。。。とのこと。


 今からでも遅くはありません。日本国は深い反省に基づいて謝罪し、朝鮮半島に植林し た木々を伐採して禿げ山に戻し、学校や鉄道、港やダムを壊すなど「原状回復」して韓国 に返すべきだと思います。土地を借りた場合、原状復帰が原則です。

 

 冒頭で触れたように、文在寅政権は日韓合意を破棄し、慰安婦問題を蒸し返そうとして います。これは、「モラル」と同様に、日本が「近代的法概念」を教えなかったからです。併 合時代、大学を作り、法律家を目指す朝鮮の若者たちに憲法や刑法、商法、民法などを 教えました。しかし、なんということか、最も大切な「法概念」を教えることを忘れていたの です。韓国は条約や合意を反故にすることで世界から批判されましたが、その罪は日本 人が背負わなければならないのです。


 韓国では「約束」はそのまま「やくそく」と発音します。冬のソナタで大好きな「チェ・ジウ」 (後に整形美人と聞いてがっかり*ショートカットの方が私の好みです!)がこの「約束(や くそく)」を連発していたことを思い出し、思わず合点がいきました。

 私(百田氏)が想像するに、日本は韓国を発展させるのを急ぎすぎたのです。300 年く らいかかって発展させるべきところを、30 年でやってしまったのです。現代の韓国社会の ひずみの原因は、そこにあると思われます。もちろん日本のせいです。


 このように日本が日韓併合時代にどんな“悪行”を働いていたかを知ると、韓国人がな ぜ今に至るまで日本人を恨み、批判し続けてきたかがわかると思います。

 韓国では、中国が世界の中心で、それに近い韓国は優れた国であり、中国からより遠 い日本は「格下」と考えられています。「下」の日本が「上」の韓国のために学校を建てるな どして「貢ぐ」のは、上下関係を大事にする儒教の考え方では〝当たり前〟のことである から、感謝するものではないのです。「鉄道を敷くなんて、頼んでもないんだけどな~」と 思っているのではないでしょうか。


 それでも私(百田氏)はここで、韓国の皆さんにきちんとお詫び申し上げます。そのこと が日韓関係を新たな段階に進めることにつながると思うからです。

 

 思いが至らなかったこと、勝手に良かれと思ってやったこと等を謝ろうとの発想は非常 に面白いと思います。今まで様々な関連書物を読んできましたが、憤りの感情とともに読 み終わることが多く、知れば知るほど頭に来ていましたが、今回は読後の怒りはさほどで もありませんでした。

 このような展開は朝鮮半島の人にはどのように感じるのでしょうか。少なくとも今までは 聞く耳を持っていませんでしたが、配慮が不足していて御免なさいなどと言われたら、何 が、どうなって、日本人が謝っているのか、その理由を知りたくなるでしょう。少しでも落ち 着いて、客観的に物事を見てみると、今まで我が国が朝鮮半島に対してやってきたことが、 どれだけ有難い事であったのか、理解が出来てくると思うのですが。


 隣国の精神的な成長、魂の成長を、期待はしないで遠くから見守っていくことが、我が 国の国民の求められるスタンスなのかもしれません。


 先日も、イチゴ品種の流出による無断使用で日本の被害は 220 億円を超えるという問 題が発覚しました。上記にもあるように様々な日本伝統の武道や茶道、歌舞伎なども奪お うとして韓国起源を主張してきます。韓国は日本から奪うことに罪悪感を持たないのです。 何故なら儒教思想によると日本の方が下だからです。正に目から鱗です。1,000 年以上も 奴隷制度を踏襲してきた民族、それ以上の年月を中国に傅(かしず)いてきた民族の遺伝 子には、色濃く弱者から奪うことが善であるとの情報が伝わっているのです。日本の支配 下に置ける時代にはそこまでのことは分からなかったでしょうが、これが判明した現在、百 田氏の言葉を借りてこう言いたいと思います。


 『韓国人の遺伝子を変えることが出来なくて申し訳ありません、謝罪いたします。 そして二度と関わりませんからお許しください!!』

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