大東亜戦争から学ぶリーダーシップ①

query_builder 2019/04/10
歴史編

 第1回目は硫黄島の戦いで、栗林忠道陸軍中将と共に戦い戦死された市丸利之助少将(死後中将)です。市丸少将は予科練(海軍飛行予科練習生)の育ての親といわれ、旧帝国海軍航空隊草創期のパイロットです。墜落事故により全身骨折顔面陥没の大怪我を負われましたので、下記のお写真も少し顔が歪 んでいます。


 私がこの市丸少将に感銘を受けたのは、下記の「ルーズベルトニ与フル書」に記載された通り、江戸期から 明治期の欧米列強のアジア侵略や日米開戦の原因を日本の軍国主義が原因であるとの連合国の宣伝を、真っ向から否定していること、ヨーロッパの戦いが、第一次世界大戦後の米英仏によるドイツへの莫大な賠償 金の搾取にあること、を厳しく追及している点と、敵国の大統領に対して文章で自らの主張を伝えようとしたこと です。人を動かし、物事を解決に導いていくためには、まずは言うべきこと、やるべきことを自ら実践していかなけ ればなりません。市丸少将は目的を達成するため、将校は必ず身体(遺体)調査をされることを想定し、自身の手記をハワイ育ちの日系二世の部下に何通も英 訳させ、将校の腹に巻かせ、敵の目に触れるように万難を排しました。


 私はこの手記を5年前に読んだとき、涙が浮かんだことを記憶しております。


 戦後のGHQや左翼主義者が主張する日本悪玉 説を、歴史と真実を学ぶにつれ、許しがたいものであると感じていました。



 終戦間際の昭和20年3月時点でも、何らぶれることなく命がけで戦っていただき、欧米列強の人種差別に敢然と立ちあがっていただいた先人たちの気概を誇りに思います。また彼らは命懸けで後世の日本人に多くの メッセージを託してくださいました。


 我々はそれをきっちりと受け止め、子孫につないでいかなければいけないと思います。


「ルーズベルトニ与フル書」

「日本海軍市丸海軍少将、書を「フランクリン・ルーズベルト」君に致す。

我、今、我が戦いを終わるに当り、一言貴下に告ぐるところあらんとす。


 日本が「ペルリー」提督の下田入港を機とし、広く世界と国交を結ぶに至りしより約百年。この間、日本は国 歩艱難(こくほかんなん 《注》国の歩みが困難で苦労すること)を極め、自ら慾せざるに拘(かかわ)らず、 日清、日露、第一次欧州大戦、満州事変、支那事変を経て、不幸貴国と干戈(かんか)を交ふるに至れ り。(《注》戦う事) 大東亜戦争から学ぶリーダーシップ① 市丸 利之助(いちまる りのすけ、1891 年 (明治 24 年)9 月 20 日 - 1945 年(昭 和 20 年)3 月 26 日)は、 日本の海軍軍人である。最 終階級は海軍中将(戦死 による特進)。佐賀県東松 浦郡久里村(現在の唐津 市)出身。 これを以って日本を目するに、或(あるい)は好戦国民を以ってし、或は黄禍を以って讒誣し(ざんぶ 《注》 中傷すること)、或は以て軍閥の専断となす。思はざるの甚(はなはだ)きものと言はざるべからず。(《注》 考えが足りないこと)


 貴下は真珠湾の不意打ちを以って、対日戦争唯一宣伝資料となすといえども、日本をしてその自滅より免 (まぬが)るるため、この挙に出づる外なき窮境(きゅうきょう 《注》窮地のこと)に迄追い詰めたる諸種の情 勢は、貴下の最もよく熟知しある所と思考す。


 畏くも日本天皇は、皇祖皇宗建国の大詔に明(あきらか)なる如く、養正(正義)、重暉(明智)、 積慶(仁慈)を三綱(さんこう 《注》人道の大本となる道)とする、八紘一宇の文字により表現せらるる皇 謨(こうぼ 《注》天子の計画)に基き、地球上のあらゆる人類はその分に従い、その郷土において、その生を 享有せしめ、以って恒久的世界平和の確立を唯一念願とせらるるに外ならず。これ、かつては、四方の海皆はらからと思ふ世になど波風の立ちさわぐらむなる明治天皇の御製(日露戦争中御製)は、貴下の叔父「テオドール・ルーズベルト」閣下の感嘆を惹きた る所にして、貴下もまた、熟知の事実なるべし。


 我等日本人は各階級あり各種の職業に従事すといえども、畢竟(ひっきょう 《注》つまるところ)その職業 を通じ、この皇謨、即ち天業を翼賛(よくさん 《注》力添えをすること)せんとするに外ならず。 我等軍人また干戈を以て、天業恢弘(てんぎょうかいこう 《注》恢弘とは押し広めること)を奉承するに外な らず。


 我等今、物量をたのめる貴下空軍の爆撃及艦砲射撃の下、外形的には退嬰(たいえい 《注》しりぞき守 ること)の己むなきに至れるも、精神的にはいよいよ豊富にして、心地ますます明朗を覚え、歓喜を禁ずる能 (あた)はざるものあり。 これ、天業翼賛の信念に燃ゆる日本臣民の共通の心理なるも、貴下及チャーチル君等の理解に苦むところな らん。


 今ここに、卿等(けいら 《注》大臣たち ルーズベルトとチャーチルを指す)の精神的貧弱を憐(あわれ) み、以下一言以って、少く誨(おし)える所あらんとす。 卿等のなす所を以て見れば、白人殊(こと)にアングロ・サクソンを以て世界の利益を壟断(ろうだん 《注》 独占すること)せんとし、有色人種を以って、その野望の前に奴隷化せんとするに外ならず。


 これが為、奸策(かんさく 《注》悪がしこいクワダテのこと)を以て有色人種を瞞着(まんちゃく 《注》だま すこと)し、いわゆる悪意の善政を以って、彼等を喪心(そうしん 《注》本心を失うこと)無力化せしめんとす。 近世に至り、日本が卿等の野望に抗し、有色人種、ことに東洋民族をして、卿等の束縛より解放せんと試み るや、卿等は毫も(ごうも 《注》全く無いこと)日本の真意を理解せんと努むることなく、ひたすら卿等の為の 有害なる存在となし、かつての友邦を目するに仇敵野蛮人を以ってし、公々然として日本人種の絶滅を呼号するに至る。これあに神意に叶うものならんや。


 大東亜戦争により、いわゆる大東亜共栄圏のなるや、所在各民族は、我が善政を謳歌し、卿等が今を破 壊することなくんば、全世界に亘る恒久的平和の招来、決して遠きに非ず。


 卿等は既に充分なる繁栄にも満足することなく、数百年来の卿等の搾取より免れんとする是等憐むべき人 類の希望の芽を何が故に嫩葉(わかば)において摘み取らんとするや。ただ東洋の物を東洋に帰すに過ぎざるに非ずや。卿等何すれぞ斯くの如く貪慾にして且つ狭量なる。


 大東亜共栄圏の存在は、毫(ごう)も卿等の存在を脅威せず。かえって世界平和の一翼として、世界人 類の安寧幸福を保障するものにして、日本天皇の真意全くこの外に出づるなきを理解するの雅量あらんことを 希望して止まざるものなり。ひるがえって欧州の事情を観察するも、又相互無理解に基く人類闘争の如何に 悲惨なるかを痛嘆せざるを得ず。


 今ヒットラー総統の行動の是非を云為(うんい 《注》人の言行をいちいち非難すること)するを慎むも、彼 の第二次欧州大戦開戦の原因が第一次大戦終結に際し、その開戦の責任の一切を敗戦国独逸(ドイツ) に帰し、その正当なる存在を極度に圧迫せんとしたる卿等先輩の処置に対する反発に外ならざりしを観過せざ るを要す。 卿等の善戦により、克(よ)くヒットラー総統を倒すを得るとするも、如何にしてスターリンを首領とするソビエト ロシアと協調せんとするや。


 凡(およ)そ世界を以って強者の独専となさんとせば、永久に闘争を繰り返し、遂に世界人類に安寧幸福 の日なからん。


 卿等今、世界制覇の野望一応将に成らんとす。卿等の得意思ふべし。然れども、君が先輩ウイルソン大統 領は、その得意の絶頂において失脚せり。願くば本職言外の意を汲んで其の轍(てつ)を踏む勿(なか)れ。


市丸海軍少将


 市丸少将は遺書としてアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトに宛てた『ルーズベルトニ与フル書』をしたため、これをハワイ生まれの日系二世三上弘文兵曹に英訳させ日本語、英語各一通を作りアメリカ軍が将校の遺 体を検査することを見越してこれを村上治重大尉に渡した。村上大尉は最後の突撃の際にこれを懐中に抱い て出撃し戦死。『ルーズベルトニ与フル書』は目論見どおりアメリカ軍の手に渡り、7 月 11 日、アメリカで新聞に 掲載された。それは日米戦争の責任の一端をアメリカにあるとし、ファシズムの打倒を掲げる連合国の大義名 分の矛盾を突くものであった。「卿等の善戦により、克(よ)く「ヒットラー」総統を倒すを得るとするも、如何にし て「スターリン」を首領とする「ソビエットロシヤ」と協調せんとするや。」


 手紙は現在アナポリス博物館に保管されている。


 多くの日本人は過去のことに関心を示しません。ところが隣国をはじめ周辺国は、いつまでの過去のことをあ げつらって、我が国にマウンティングしてきます。上か下かしかない中華圏の国家は、常に我が国に覆いかぶさっ てマウンティングしてきます。そして金銭を要求してきます。特に中国共産党は本当の歴史を国民に知らせるこ とを恐れています。何故なら我が国が一国でアジア・アフリカの有色人種を代表して白人国家と戦っているとき に、内戦に明け暮れ、あろうことか植民地主義の米英と結託して我が国と戦火を交えてしまったからです。我が 国を悪としなければ国が維持できないのです。だから彼らは真摯に歴史に向かうことができないのです。愚かなこ とだと思います。


 彼らと対等に渡り合うには、語学よりも歴史を学ぶことです。私は常に日本語で彼ら(中朝韓米)と渡り合 い、自己の主張を展開しております。仲良くはなれませんが一目置かれるようにはなってきます。意見や主義主 張の異なる人と無理に仲良くする必要はありません。用があれば向こうから歩み寄ってきます。


 米国スタンフォード大の研究グループが、米国、台湾、中国、韓国、日本の歴史教科書を比較研究し、そ の結果を発表しています。歴史は「日本ではヒストリーだが、中国ではプロパガンダ、韓国ではファンタジーである」 という見解を残しています。


 今後も引き続き、事実を検証し、発信していきたいと思います。ご興味のある方は是非ご期待ください。

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