衆院選とマスコミ
皆様、年末も差し迫ってまいりましたが、如何お過ごしでしょうか。 このBS通信も
早や年末号となってしまいました。 まさに“光陰矢の如し”ですね。 来年も皆様にと
ってよい年となりますよう祈念しております。
ところで、いよいよ衆院選が終わり、予想通り自民党圧勝の結果が出ました。 国
民から、この3年と数カ月の民主党の政治は酷すぎたとの審判を下されてしまいまし
た。 外交も震災対応も経済対策も、全て及第点は与えられないレベルの政治でした。
最早この3年強の民主党の政治を思い出したくもありませんが、そもそも民主党政権
となる原因を作ったのは自民党であることを忘れてはいけません。 またこのような
政局重視の政治や選挙態勢の原因の多くはマスコミの劣化によるところが大であると
いうことを、我々国民は脳裏に刻みこむことが重要です。 今回の選挙で恐らく数百
億円のお金がマスコミに渡っているはずです。 選挙とは今やインターネットに押され
っ放しの新聞やテレビなどの大マスコミにとっては非常においしい商売のネタであると
いうことも記憶に留めるべきでしょう。
今後は彼ら(大マスコミ)の商売に乗せられてはいけません。 記者クラブに飼いな
らされ、取材能力も記者魂も報道機関としてのモラルもなくしてしまった過去の遺物
のような連中とは距離を置き、冷静な目で正しい情報を嗅ぎ分ける嗅覚を身につけ
ていきましょう。
嗅覚を身に着けると情報の方から近寄ってくるようになります。 その中から重要か
つ必要な情報を選別し、インプットし、脳内でシャフルし、知恵や知性としてアウトプッ
トしていくことで情報の有効活用が図れます。 決して知識だけで止めていてはいけ
ません。 知っていることと出来ることは全然別物です。 実践者として行動していくこ
とが激動の時代には求められていきます。
耳触りの良い選挙公約を掲げて当選した人たちを、これから厳しい目で監視してい
きましょう。 有権者が舐められてはいけません。 国会議員に先生、先生などという
必要はありません。 サポーターに対して尊大な態度をとるスポーツ選手はいません。
彼らをもっと謙虚にさせ、国家国益のために使いこなすのは我々国民の側の責務で
す。
まずは自民党さん、オメデトウございます。 気合を入れてこの難局にぶつかって
いってください。 大いに期待しております。