大企業志向の若者へ!

query_builder 2015/07/22
労働問題編

「4、50代になってから買い叩かれないように、能力向上に努めたい。たとえ勤務 先が終身雇用でも。」 とのタイトルで、社会学者・政策学者でもあり、立命館大学特 別招聘准教授の西田亮介氏がコラムを出されていました。 喫茶店で原稿を書いて いると様々な人間模様が見られるようで、特に人材紹介会社の箇所が興味深いもの でした。


通常我々がよく聞く話では、このような転職の話では希望年収の40%~50%が落と しどころのようです。そしてその現実を受け止めるための期間として1~2年の年月 (現状認識期間)が必要とのこと。 その期間を経て、買いたたかれた4、50代の転職 希望者は現実の能力に見合った会社に再就職をしていくようです。

一方大企業が中途採用に踏み切るケースも最近では多く見受けられます。前職が中 小企業であった方も沢山いらっしゃいます。 その方々の特徴は、上記のコラム(抜粋) とは真逆です。より具体的に自己の職業経験を語り、修得したスキルや資格を堂々と 披露します。

「私の培った経験で、御社に○○の貢献ができます・・・」などと断言します。 よくアメ リカの会社で面接を受ける際は、上記のセリフが不可欠と言われますが、要は世の 中では<プロフェッショナル>が求められているのです。


これから先の時代には、企業の福利厚生におんぶに抱っこの意識の社員は淘汰され ていくことでしょう。逆にプロ意識をもって自己のスキル修得に真剣に取り組んできた 人は、どこの企業も欲しがる人財として引く手数多(あまた)の状態となっていくでしょ う。

過去に隆盛を極めたレコード業界が衰退した原因の一つに、「大企業で、東京都心に 本社があり、社員は数千名、高給で福利厚生も充実・・・」などと高条件を目的に、特 に音楽やレコードに興味があるわけでもなかった寄らば大樹の陰的な若者が数多く 入社してきた結果、衰退していったことが挙げられます。

音楽やレコードが好きで好きで堪らない方が入社することで、良い商品やサービスが 提供できていたのに、イメージや好待遇に惹かれて入社してきた偏差値優秀社員が 増加し、結果的にお客様サービスが疎かになり、アイデアが枯渇し、意思決定が遅く なって、時代の変化に対応出来ず衰退していくのです。


最近、お客様との面談でふと降りてきたフレーズは、「好きなこと=過去」、「好奇心 =未来」というイメージです。人はよく好きなことをやりたいと言いますが、好きなこと は過去の経験で得た結論です。過去の自分にとらわれた状態となってしまいます。好 奇心に焦点を当てると、未だ好きか嫌いかわからない状態です。これは未来へとつな がります。

「私は、それは嫌いだからやりたくありません。」ではなく、「面白そうだからやらせてく ださい・・・」という考えがこれからの企業発展には不可欠のように思います。

これからの企業の採用は「好奇心旺盛な方」に焦点を当てていくと面白いのではない でしょうか。


今後就職を目指す若者に申しあげたいことは、自己を鍛え、成長し、プロフェッショナ ルなスキルを修得してほしいということです。 そして堂々と自分の積み重ねてきた経 験を語れるようになってください。会社に何かを求めるのではなく、自分が会社で何 ができるのかを追求してください。 今、縁あって働いている場所で全力で働いてくだ さい。 必ず誰かがその姿を見ています。 そして修得したスキルを発揮する場(ステ ージ)を与えられるようになるでしょう。


下記は私の好きなジョン・F・ケネディの1961年の大統領就任演説のフレーズです。 「・・・ そして、わが同胞のアメリカ人よ、あなたの国家があなたのために何をしてくれ るかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。 わが同胞の世界の市民よ、アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われ われと共に人類の自由のために何ができるかを問おうではないか。・・・・・」

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