採用の面接の際のポイントとは?!

query_builder 2016/11/20
人事労務編

当社の今年の新卒採用は残念ながらうまくいきませんでした。大企業の採用が 予想以上に早く、枠が大きかったこともありますが、狭き門であった5年前の不況時 の採用と比較して、残念ながら働く意欲の面で遥かに下回っていました。私の中で は早々に見切りをつけ、中途採用に的を絞った次第です。学生さんに問題があると いうよりも、時代的な背景、社会経済状況に要因があるように思います。


現代では、卒業予定の学生に対する就職活動の支援が学校をあげて熱心に研 究されているようです。就職へのテクニック?が研究されています。でも、どのよう に自己紹介を練習しようとしても、見えるものがあります。


(1)人柄は誠実そうか

成人の顔にはその人の刻んできた生きざまが反映しています。横柄な人は横 柄な顔に、神経質な人は神経質な顔に、温和な人は温和な顔に、誠実な人は 誠実な顔に。顔を見ながらインタビューするとその人の人柄がうかがえます。

(2)健康そうか

仕事は体力勝負のところがあり、通勤、残業、外出、出張などがついて回りま す。行動力にフォーカスしていくと、徐々にその人の根本の考え方や、健康に 対する不安感が伝わってきます。

(3)ストレス耐性はあるか

職場は自己鍛錬の場です。嫌なことや辛いことなど日常茶飯事です。だからこ そお給金をいただけるのだということを当たり前のように理解している人は、ス トレスに強い人です。またストレスは必要なものです。ストレスとどのように付 き合っているのかをインタビューしていくとその人の強さが伝わってきます。

(4)知恵はあるか

学生時代に学んだことはほとんど役に立ちません。実践を積み重ねた人が教 えていないからです。研究職でもない限り、じっくり一つのことに打ち込むことは できず、通常の職場では臨機応変を求められます。その時にその人の知恵が 見えてきます。想定外の質問を重ね、知恵(アウトプット)がある人かどうか見 極めます。

(5)へこたれない根性はあるか

過去の挫折力(挫折からどのように立ち直り、克服できたか)をインタビューし ていきます。悲しい思い、苦しい思いをたくさんしてきた人は、人にやさしく自分 に厳しい傾向があります。

(6)自分と会社の10年後を語れるか

利己的な人、自己評価の高い人、プライドの高い人は会社の社風を乱します。個人 プレーで目立つような小さいことよりも、会社全体の10年後を盛り上げる人材に成り たいと言ってくる人財であれば申し分ないところです。


大企業が体育会系の学生を積極的に採用するのは、厳しい鍛錬を繰り返してきた 体育会系の学生は上記の(1)~(6)をほとんどマスターしているからです。企業は多 大なコストをかけて若手人材を採用し、育成しています。それこそ社運をかけて採用 している企業も多数あります。ところが昨今の一部の学生には、働く意欲が不足して いる学生が、多くの問題を起こしています。

目上の人、上司に対しても友達感覚で敬意を払えない人が社会に出てくると、会 社は苦しみの場でしかないのかもしれません。早い段階で人間社会の厳しさや理 不尽さを理解してきた人にとっては、会社は天国に映るでしょう。この10年間では、 大学を出て就職しても3年以内に辞める人が増加しています。第2新卒などという 言葉が定着してきました。また新入社員の自殺も散見されます。


先日電通の新入社員が自殺しました。情報によるとセクハラ・パワハラもあったようです。しかし私は広告代理店業界をはじめ、マスコミ業界の実態を知っていま すので、どうもこの事件に関しては素直に電通を攻める気持ちにはなれません。深 夜にわたる打ち合わせなど当たり前です。クリエイティブな仕事ですので、杓子定 規な偏差値教育で育ってきた人には最も困難な業界です。感性の無い人に感性を 持てと言われても、できません。要は不適材不適所が根本要因なのです。


偏差値エリートはストレス耐性が低いので、社会に出ると理不尽ワールドの中で 逃げ場が無くなることが多いです。学校教育が掲げる理想の優しい教育が、結果的 に人の人生を不幸なものにしていっているのです。苦労を重ねてきた人は今を幸 せと感じる力が旺盛です。一方快楽至上主義で生きてきた人は理不尽ワールドを 人生最悪ととらえて自分を不幸のどん底に貶めます。


私の経験では、私の人生の中で、私に嫌なことをさんざんやってきた人を恨むど ころか、このように鍛えていただき、試練を与えていただき、有難うございました・・・ との感謝の気持ちでいっぱいだということです。はっきりといえることは、あの嫌な試 練が、あの時の苦労が、今の私を幸福に導いてくれました。あの嫌いな人の御蔭で、 今の生活の有り難さが分かるようになったのです。逆を言えば、あの時の甘い生活 が、快楽が、楽な生活が、今の私を破滅(自殺)に導いたともいえるのではないでし ょうか。


経営者や上司も、まさか死ぬほど悩んでいたとは思っていなかったことでしょう。 仕事をあこがれだけで、イメージだけで選択してくる人から、残された社員を守るこ とも考えなければいけません。皆様におかれましては、正しい採用、良い採用を心 掛けていただきたいと思います。

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