大人の遠足参加!

query_builder 2019/02/20
自己啓発編

1月15日(火)、「平田進也と行く経営者ツアー」に参加してまいりました。(写真①②③)

平田さんは関西では超有名人で、たまに全国区でテレビ番組にも 登場される旅行業界では知らない人はいない、なにわのカリスマ添乗 員です。


AMは近江日野商人館を訪問し、日野商人の歴史を学び(実 は2年前に受講済)、改めて商売をする側の心構えについて、時 代は関係なく、その重要性を学びました。 そのポイントは、


① 近江商人(日野商人)とは、実態は農民である。

② 江戸時代の前半は経済の中心は米、残り半分は換金作物 であった。

③ 一般的な近江商人とは、日野商人、八幡商人、高島商人、 五個荘商人をいい、古い商人(江戸期前半)は日野商人 と八幡商人である。日野商人はお椀を、八幡商人は茅(か や)を扱った。

④ 近江商人の陰には優秀な問屋(の従業員)が存在した。

⑤ 原料は鳥取中国山地の山人が木を切り出した。山口、瀬戸内海、伊勢の海に向かい鈴鹿の山を抜け て日野の街に運ばれた。安物のお椀から、庶民が(漆器を)使うようになった。

⑥ 江戸は建築ラッシュであったが敢えてそこではなく、関東周辺の田舎に売りに行った。お椀は一生物、お 椀が売れたら、周辺商品を買い受け販売した。

⑦ 現金は農村にはないため、掛け売り商売が発明された(忙しい時を「書き入れ時」というのは、実は掛け売りの帳簿に書き入れる作業が大変であることから言われるようになった)。

⑧ 各地で付け商売をしたため、貨幣経済が普及、農民が没落するため各地で締め出しを食らった。

⑨ 300年以上前、薬の製造(万病かんのう丸)で田舎へ田舎へと進出。

⑩ お椀販売の対価として得た米で酒、その他の農作物で醤油、味噌を作った。

⑪ 酒蔵の99%は北関東で展開、小規模店舗が大多数。日野千両店(蔵)を作り、製造販売を行 った。日野商人以外の他の近江商人は仕入れだけを行ったが、日野商人は質屋、金貸しを行った。田 舎では人口が増えないので店を拡大できないため、「三里四方釜飯食らうところに店を出せ」のスローガ ンのもと、今のコンビニ店、チェーンストアの原型を作った。

⑫ 危機管理が徹底しており、1人で起業しないよう細かくルールを確立した。

⑬ 江戸期は酒ができないことも頻発。「棒を振る」の由来は、天秤棒を担いで一から行商することを指す= 倒産が頻発。江戸時代は無限責任のためリスク分散が必要であった。 八幡商人はデパート経営、日野商人はコンビニ経営。

⑭ 九州と東北に店舗を出し、例えば紅花を買い込んで蔵に保管、手紙で情報交換し相場が上がったら 船で大量に輸送し儲ける。

⑮ 会計処理12店舗の会計が複式簿記(従来は鴻池家のみと言われていた)

三方よし*売り手よし・買い手よし・世間よし慎み十ヶ条(写真④)

(慎み十ヶ条)

一、まず、謙虚な人間となれ

一、社会奉仕の実践を

一、「お蔭様で」の心を持て

一、とにかく誠実であれ

一、品質は店の命である

一、悪徳業者になるな。薄利多売の精神を

一、商品はお客様へ贈る真心である

一、慢心するな。原点を大切に

一、とにかく堅実な商いをせよ

一、もめ事を起こす商いをするな

一、一攫千金をねらうな

⑰ 広告 「諸国商人衆定宿」の横に「江州 日野・八幡・商人定宿」ミシュランのような格付 「日野商人 休泊所」の看板 横の繋がりを大切にした。 日野大当番仲間 同業者のように利益権益守護団体とは一線を画したもの

⑱ 商業道徳を普及させていた。石田梅岩の「心学」を義務付け

近江日野商人達の商人道「仁・義・礼・智・信」 「仁・義・礼・智・信」は儒教でいう五常の徳(人間が守らなければいけない5つのルール)で、これを 信条とし日々精進したのが近江日野商人です。

「仁」 人を思いやる心。憐れむ心。

「義」 世のためになる人としての心。不善を恥じ憎む心。

「礼」 礼儀をつくし謙虚で感謝を持つ心。

「智」 正邪を正しく判断し、善悪を論じる心。

「信」 嘘をつかず正直な心。

⑲ 日野商人は年貢を払わねばならない農民出身 天領(幕府直轄地:城下町)であったため代官が支 配者 左遷組でやる気がない。ここに近江商人が埋めることができる余地があった。


上記の話を聞いていて、改めて商売における法則性について感じるものがありました。 三方よしや慎み十か条、仁義礼智信は現代でも通じる真理であり、近江日野商人の残した仕組みが、 形を変え、日本のいたる所に残されていることは驚きです。


面白かったのは、バスに戻って「カリスマ添乗員平田進也」さんのお話を聞いていると、嘘はいけないと仰って いた日野商人館の館長さんの頭が、一目瞭然のか〇らであり、黒い汗をかいていたことを思いっきりイジッテいま した。「あんたが嘘やがな・・・」。参加者32名全員が気づいていましたので、大爆笑でした。私も爆笑した口 でしたが、1時間以上一生懸命にご説明いただいた館長さんの人柄にひかれたこともあり、後でそっとあの方は 日野商人の足跡を研究する学者さんなので、商売人としての日野商人を実践しているわけではないのではな いでしょうか とお伝えすると、平田さんは成程と大いに合点していらっしゃいました。


この平田進也さんは小学生の頃は無口で控えめな少年であったそうで、中学時代にあることがきっかけで笑 いの世界に目覚め、大学時代には関西で有名なTV番組「ラブアタック(注1)」(上岡龍太郎、和田ア キ子、横山ノック司会)に27回も出場し、いつも振られるみじめアタッカーとして視聴者の人気者であった人 です。その時に知り合った作家の百田尚樹(「永遠のゼロ」、「海賊と呼ばれた男」の著者)とは親しい友人で あり、ミヤネ屋の宮根誠司氏も友人だそうです。


(注1)ラブアタックに出場した著名人

この番組には、半ば常連で出場する「みじめアタッカー」も少なからずいて、その中には後の放送作家・小 説家百田尚樹報道番組『ニュースステーション』のコメンテーターを務めた沼栄一郎(ニュースステーシ ョン出演時は朝日新聞編集委員)などがいる。また、関西テレビアナウンサーの毛利八郎、CBC テレビア ナウンサーの塩見啓一、元日本テレビアナウンサーの小倉淳、なにわのカリスマ添乗員平田進也、タレントの清水圭松本竜助トミーズ雅大川興業総裁の大川豊なども出場したことがある。 かぐや姫として出 演した女性からは、多くの女優が生まれている。(ウィキペディア)


その平田氏は8:30~17:00まで8時間以上喋りづめで、最後まで我々参加者を笑わせ続けて くれました。年末に放送された八代亜紀とダウンタウン浜田と同行の日帰りツアー 番組の視聴もあり、お笑いトークに圧倒されました。

その後京都市内の「西陣魚新」で芸舞妓さ ん(写真⑤~⑩)と楽しい昼食。お酒は飲み 放題払い放題(実費)でしたが、初めての経 験の方が多く、緊張の雰囲気が、最後は和や かな笑いに包まれました。圧巻は平田さんがバ スの中で芸者が一人体調が悪いなどと前振りを していたのですが、何と急遽代役で冷奴(ひや やっこ:平田さん:写真⑥⑩)が務めさせて いただきますと変装して登場いただきました。参加者を楽しませたいとの強い思いが、ここまでやるのかと参加者 が感動するくらいの演出でした。プロフェッショナルの気概を目の当たりにして、ただただ驚きでした。

その後国の登録有形文化財に指定されている「紫明会館」で平田進也さんの講演会に参加。 とにかく面白い話題のオンパレードで、あっという間の1:40でした。 要約すると、


① 金、時間、健康をもっている団塊の世代

② 年寄りは孤独。葬儀屋の利益は7割あることを考えないかん。ここにビジネスチャンスがある

③ 上から目線は絶対に避けること。これをやった途端人は離れる

④ 事前期待と事後満足を考えろ、旅行はサプライズや

⑤ 売るためには売らない。ギブアンドギブン(当社の経営ビジョンと同じでした)

⑥ 断ってくれる人が恩人

⑦ クレーム対応 トラブルをトラベルにする。怒る瞬間を察知 食事前が危険 砂漠で迷う犬状態

⑧ 言われる前に行動はサービス、言われてからするのは作業

⑨ 人を喜ばせる 笑わせる お客様が納得するサービスを必死で考えた

EX)

❶ペットサービスはニッチ 「ペットといく愛犬ふれあいまくりツアー」 (大ヒット)

イルカショーとシャッターチャンス、伊賀上野で忍者犬 お城と一緒に撮影

発想の転換が大切

❷「仇討ちツアー 四時間の家出」 積年の恨みツアー 新地の高級ツアー3件巡り

代金18000円、<高級ラウンジ+高級ディナー+ニューハーフショー>夕方は安くで きることを利用 水割り2杯五千円、高級レストランディナー17:00~19:00、ニ ューハーフショー21時で解散 参加女性の感想「男どもはこんなところで飲んでいるのか!」 ところがその後は家庭円満→泥を吐いた鯉は美味い だそうです。

❸韓国ソウルツアー飛行機、バスをチャーターして2000名を引率 当時大人気の「冬のソ ナタ」をもじって「夏のどなた」(大人気)、調子に乗って「秋のあんた」(参加 15 名の大こけ)

⑩ 相手に聞くことが大切 こちらで勝手に判断しない お客様目線が大切 ⑪ 自分自身の人生を決めるのは自分

⑫ ライバルのJTBの優秀営業マンの表彰式で講師

⑬ 人を喜ばした後のお金はOK ところが現代は、お金が優先している人が多い

⑭ お客様はミツバチ 好きな花に行く 一回離れていったお客様でも受け入れてあげる

「あなたの戻ってくる場所はここでしたね」 そこからは離れない


<プロがプロである所以>

今回の大人の遠足は近年にない実りあるものでした。参加費用は交通費を除 いて5万円。全く安い参加費でした。それほどに得るものが大きかったと同時に、今までやってきたことが間違っ ていなかったとの確信を得ることが出来ました。自分の信念を迷いなく行動に移している平田進也さんの生きざ まは感動モノでした。また商売の原点を、今なお多くの企業のビジネスに遺している近江商人の遺訓は、我々 昭和生まれの人間に対して、「このままでいいのか」と問われているように感じました。


福島大学経営学部教授の飯田史彦さんの著書にあった言葉で心に残っている言葉は、


あの世で問われることはたった3つだけ

よく愛してきたか

よく学んできたか

よく使命を果たしてきたか


だそうです。これからの人生、この3つを意識しながら、精一杯生きていこうと思いました。

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