意識は現象に優先する!?

query_builder 2017/02/20
自己啓発編

私は小学生の頃からイ号潜水艦とゼロ戦に憧れ、将来は船乗りかパイロットになりたいと 思っていました。本誌10月号でも申し上げましたが、船酔いがひどく、早々に船乗りは諦 めましたが、船酔いすることをすっかり忘れることによって、船酔いを克服することが出来まし た。次回船にチャレンジしてうまくいけば、2級船舶の資格に挑戦したいと思っています。こ こで判明したことは、人間の体は実際の現象よりも意識が優先するということです。ある精 神医学者が実験の際に、被験者に催眠術をかけ、焼けた火箸をその被験者の腕に押し 付けるイメージを植え付け、実際には冷たい火箸を腕に押し付けたところ、催眠術にかかっ ている被験者は悲鳴を上げ、冷たい火箸を押し付けられた腕は、本人の意識が優先して、 水膨れが出来たそうです。その後催眠術を解いたところ、水膨れは消滅したそうです。


9月の小笠原訪問時に、私が全く酔わなかったことは、このことを証明している一つの事 例ではないでしょうか。本土に帰ってきてからのひと月間で、この実験の話を聞いた時の記 憶が、鮮明によみがえってきました。


私は幼少期より、臭いに敏感で食べ物の好き嫌いが多く、特に魚は一切ダメ。痛みに 弱く、痛い事や苦しいことを出来るだけ避けてきました。体は虚弱で、直ぐに風邪をひくわ、 喘息にはなるわ、骨折(5回)はするわ、腕を引っ張ると脱臼はするわ、風邪を放ってお いたら悪化して腎炎を罹患するわ・・・で、母は医者から、「この子は中学に上がるまでに死 ぬ」といわれたそうです。今となっては笑われますが、私の幼少期は本当に大変でした。母 はどうせ死ぬなら鍛えようと思ったらしく(今は感謝しています!)、大阪府池田市の「池 田市少年柔道クラブ」に無理やり兄と共に行かされました。柔道なんて痛いし、臭いし、女 の子にはもてないしで、嫌で嫌でたまりませんでした。週2回の稽古も行きたくなくて、何と か病気にならないか、お腹が痛くならないかと祈ったものでした。今でもそうですが気持ちだ けは強く、喧嘩では負けたくなかったので、柔道も稽古だけは嫌々ながらも通い続けました。 それでも腎炎の療養、骨折や怪我による中断で、小学校1~6年までの6年間で2年 程はブランクを作りました。そして運よく4年生と6年生の時に大阪府で団体戦で優勝 (ほぼ全勝:個人戦は当時ありませんでした)することが出来ました。道場では、同期の 佐脇君(デブ:体重は私の倍くらい)の子には負けることは滅多にないものの、勝つこと が出来ませんでした。因みに佐脇君はその後福井県に引っ越して、高校生の時に福井県 でNO1、全国でベスト8くらいまではいっていました。私は幼少時より運動神経は抜群 でしたが、食が細く、体もガリガリで、特に三半規管が弱く、直ぐに乗り物酔いしてしまう体 質でした。じっと真っすぐに気を付けして立っていると吐き気を催すほど弱かったのです。


スポーツは何でもできたのですが、未だに継続したいと思うような好きなスポーツが無く、 今でも3人の子供たちを見ていて、一生できる好きなスポーツ(長男はラグビー、長女と 次女はテニス)をもっていることを羨ましく思っております。


このような中途半端な前半生を持っている私ですが、当時から記憶力は抜群でした。今 から思えば右脳で捉えていたのでしょうか、全て映像で覚えているのです。その映像を記憶 の中から引き上げることが出来ると、その時の言葉や雰囲気までが蘇ってきます。更にはそ の時に抱いた感情と共に、相手が自分にどのように感じていたかも同時に分かってしまうの です。この特殊な能力が、現在の仕事にぴったりハマっているようです。よく、「人生に無駄 なことは一つもない」と言われますが、後半生での社会人生活の32年も含め、そのことを 実感します。


好奇心の強い性格から、自分が病気になったときは是非試そうと思っていた諺が<笑う門 には福来る!>は事実かどうかでした。実際11年前に腎臓がんを患った際に、入院中本 を読んでは笑い、面白ビデオを見ては笑いを繰り返し、免疫力は確かに上がり、結果的に早 期退院、早期リハビリ期間返上となり、退院後1週間で現場復帰、即出張を経験し、その 後も一切症状は出ず、再発もなく、お陰様で昨年で10年を経過しました。大企業を辞め、 独立起業してからも、この諺は私を救ってくれました。創業してからの5年間は特に大変な 思いをしましたが、最終的に笑い飛ばして何とか無難にクリアすることが出来ました。考えてみ ればリーマンショックの翌年の大不況の時期によく起業したなと、今から考えればその無謀さ に体が震えます。

振り返ってみると、その時の意識が明確に蘇ってきますが、病気の克服、事業の不安定か らの脱却、社内問題など困難な状況の克服等の、目の前に立ち塞がる障壁を乗り越えら れないはずがないとの信念を、何の根拠もなく持ち合わせていたことも事実です。あの時何 故あれほど情熱があったのか不思議です。ただ冒頭の<意識は現象に優先する>ことを無 意識のうちに理解していたような気がします。

私の体は実験材料です。3年前より1日1食を実践しています。たまに社員と一緒の 時には2食になりますが、“食べなくても生きられる”と自分自身の潜在意識にインプットする ことに成功してから、食欲をコントロールすることが出来るようになりました。お陰様で、あれ程 好き嫌いが激しかったのが嘘のように、何でも食べることが出来るようになりました。これも意 識が現象に優先する事例の一つでしょう。


「生きているだけで丸儲け」・・・。私の後半生は、どうもこのことに気づく必要があったので しょう。人事労務主体の経営コンサルティングをしていて実感することは、不満の多い人は 上から目線、感謝の多い人は下から目線の人が多いということです。私は幼少期に病弱な上にけがの多い人生でした。その際に健康の有難味を知り、人の親切や親の愛を受け取 り、弱者に対する慈悲の心を学びました。本を沢山読み、教科書で教えてくれない多くのこ とを学びました。


多くの国や地域を訪問し、日本という国が最高の国であり、この国に生を受けたことを心 から感謝するに至りました。そして今後の人生をかけて、この国を我々に繋いでくださった先 人たちに感謝すると共に、次の世代の人々に、この国の素晴らしさを引き継いでいかなけ ればならないと考えています。


次世代にどのようにこの日本の素晴らしさを伝え、引き継いでいけるかを考えることは、日 本人全ての共通の使命であると思います。私の役割は、現在の仕事を通して、まだ気づい ていない人々に、その使命感を発動させることだと考えています。

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