マスタリー・フォア・サービス

query_builder 2017/09/20
自己啓発編

8月 27 日は社会保険労務士の試験実施日。当社のメンバーも6名が受験予定です。全員 合格してほしいところですが、毎年1~2名の合格が続いており、仕事を継続しながら取得でき る国家資格としては1,2位の難しさ(司法試験や税理士・会計士試験は、最早浪人しないと取 れない資格・・・)といわれるこの試験。この時期(8/15 現在)は休暇を与えてそっとしておくこ とが、経営者として私が出来ることと自覚しております。

とはいえ、この社会保険労務士の資格は持っていて邪魔になるものではありません。資格 を取ればバラ色の人生が待っていると予備校に騙された人は別として、人生を前向きに捉え て、チャレンジしていく人にとっては、圧倒的なシード権を獲得したのも同然の有意義な資格 でもあります。

合格率は、昭和44年の第1回の11%から平成2年まで、概ね10%超で推移してきましたが、 その後7~9%台に低下、平成27年度は何と2.6%の狭き門となってしまいました。(その中で 当社では2名合格!👏)

そのような中、「資格を取ると貧乏になります」(新潮新書:佐藤 留美著)というタイトルの書籍がクローズアップされております。内 容の解釈は別として、資格取得者に取材をする立場の著者の周囲 を見渡すと、成功している人は別として、弁護士で年収 150 万円の 人も沢山いて、困難な資格を取得したにもかかわらず、資格維持 のコストなどの負担も含め、豊かになれる人は限られているとの趣 旨の本です。(不良弁護士?の労働マーケットでの暗躍の理由は 案外この辺りにあるのかもしれません。)


前職の在籍中に300枚ほどの社労士の名刺、400枚ほどの税理士の名刺を交換し、その組 織化に貢献してきた身としては、いささか意外な内容でした。私がご縁をいただいた士業の 方々はどうやら勝ち組だったのでしょうね。

コンサルティング会社設立と同時に社会保険労務士を開業した身としては、この本のタイト ルは残念でなりませんが、実際に食えない同業者は多いと思います。

税理士と違い、実務経験が無くとも、全国社労士協会連合会が主催する、事務指定講習を 受講すれば開業が認められます。社労士事務所で人を雇用している事務所は 10%程度とい われており、その中でも多くが国民年金、国民健康保険の被保険者として個人事業主の位置 付けです。

商売の基礎を学ぶことなく、他業種から飛び込んできて、一人前の社労士として成功するに は、並大抵の努力では難しいのでしょう。


社労士協会の方も知識の修得には力を入れており、業界全体の地位の向上と口では言い ますが、会員の収益向上のための方策はあまり聞いたことがありません。策が無いのでしょ う。

私は個人的には、心ある同業者或いは士業の方々が増えれば、この国は良くなると考えて います。今後は志のある同業者のネットワーク作りにも注力していこうと思っております。


どのような事業を立ち上げるにしても、大切なことは「ホスピタリティー」です。ビジネスとは、 一言でいえば「お客様のお悩み解決業」だと私は考えます。相手の立場を忖度(そんたく)して、 寄り添い、一緒に問題を解決していくことがビジネスの本質だと思います。

一般的にホスピタリティーとは、喜びの共有、おもてなし、思いやりと訳されていますが、そ れだけでは不十分です。その根底には相手(お客様)を幸福にするために自己の最善を出し て尽くし切る」という考え方が必要です。

社会人になってから 32 年、そのほとんどを営業の世界に身を置いていた身としては、ビジ ネスに必要な考え方は、この「ホスピタリティー」の精神であり、私の母校である関西学院大学 のスクールモットーである「Mastery for Service(マスタリー・フォア・サービス)」(※注1)である と確信しております。このマスタリー・フォア・サービスを訳すと、「奉仕のための練達」となりま す。いかにもキリスト教系の大学のモットーのようですが、私は 18 歳の時にこの言葉に触れ、 衝撃を受け、以降頭の片隅に常時この言葉がありました。自分を磨くことが、世のため人の為 になるなんて、何て素晴らしい事なんだと感じました。母方の祖母から「立派な大人になりなさ い!」といわれてきた身としては、魂が震えるほどの感動を覚えたものでした。


そして今、経営コンサルタントとして全国を飛び回る立場になって、振り返ってみると、この マスタリー・フォア・サービスの精神が、自己を支え続けてくれたことに感謝せずにはいられま せん。

目の前の課題から逃げずに立ち向かう勇敢な魂(ブレイブ・ソウル=BS)の持ち主になりた くて(過去はいつも逃げていました)、魂が震える仕事をするために、大企業を離れ、開業の道 を選びました。そして社名をブレイン・サプライ=BS と命名しました。これも何かの縁ですね。 そしてやっていることは、マスタリー・フォア・サービス(奉仕のための練達)そのものでした。 その結果は、多数の困難はありましたが、素晴らしいお客様やパートナーの皆さま、社員、 家族に恵まれた8年でした。その8年強の会社経営は、自分にとっては宝物であり、辛い事や 嫌な事、悲しい事、苦しい事は沢山ありましたが、悪い事や自分にとってマイナスの事は何一 つなかったと断言できます。


もしかしたらマスタリー・フォア・サービス=MS=MSI=私の前職の会社はつながっていた のかもしれません。こじつけかもしれませんが、縁をつなげていくことは面白いものです。


士業を目指される方には、是非とも自己の栄達を考える前に、国家資格というシード権をも って、誰に何ができるのか、喜んでいただけるのかを真剣に考えてほしいと思います。どの時代にもチャンスは転がっています。

それこそ、そこら中に転がっていて拾いきれないくらいの量 です。 私は出来るだけ長く仕事を継続し、そこら中に転がっているビジネスチャンスをものにして、 誰も行ったことのない世界にたどり着きたいと思っています。この妄想が私のモチベーションを 高めてくれます。


<人はこの世に、自分にしかできない使命を全うするために生まれてきている>


これは、私の潜在意識に降りてきた言葉です。

人はその使命を全うするために、自分の肉体を使って、心を鍛えて、目の前の仕事に全力 を尽くし、目の前の人(お客様、パートナー、家族、友人、他人)に奉仕をすることで成長してい きます。お金儲けを目的とせず、自己を高め、奉仕の精神で人生に向かうと、結果的に最短で なりたい自分に成れるように思います。その人の生きざまに感動する人がその人の周りに集 まってくるのです。

少しでも早く自分の人生の目的であり使命にたどり着くためには、どの様な志で目の前の仕 事に取り組むのかにかかっています。それこそ損得にとらわれたり、好き嫌いにとらわれたりし ている暇はありません。ましてや仕事を嫌々やって病気になるなんて勿体なさ過ぎます。


「ハートもありヘッドもある人は確かにいるが、その中でものになるのはガッツのある人だけ。 帝国海軍が米英に敗れたのもガッツが無かったから」と故渡部昇一氏が喝破しています。


さあ皆さん、これからの残りの人生、ガッツで切り開いていきましょう!


※注1)「Mastery for Service(マスタリー・フォア・サービス)」

関西学院のスクールモットーであるこの一句は、C.J.L.ベーツ第4代院長が、 1912 年4月、新設の高等学部長に就任した直後に提唱したもの。 「人には二つの面があります。一つは個人的で私的な面、もう一つは公的で社会 的な面です。……ですから、校訓『マスタリー・フォア・サービス』という言葉が意 味するのも、人にこの二つの面があるということなのです。私たちは“弱虫"になる ことを望みません。私たちは強くあること、“さまざまなことを自由に支配できる人 "(マスター)になることを目指します。……私たちがマスターになろうとする目的 は、自分個人を富ますことでなく、社会に奉仕することにあります。私たちは、広 い意味で人類に奉仕する人になることを目指しているのです……」。

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