人は死なない
『人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索』、『おかげさまで生きる』、東京大学大学院医 学系研究科救急医学分野教授および医学部付属病院救急部・集中治療部部長の矢作直樹医師のベストセ ラーのタイトルです。 医療の現場では机上の科学だけでは説明できない事象がしばしば起こることを引合 いに出しながら生命にはわからないことが多いと矢作先生は仰います。 また後半でも「死は終わりではあり ません。私たちの魂は永続します。そもそも私たちの本質は肉体ではなく魂ですから、病気も加齢も本当は 何も怖がる必要はないのです」とし、近しい人を亡くしても、悔いや悲しみを抱かずあの世での反省会でもし たいという気持ちで生きているというご自身の人生感についても語られています。 とくに興味を引いたのは、 亡くなった母親を霊媒師の力を借りて降霊し、会話をした話です。
①「生命は我々が考えるほど単純ではないこと、医療でできることはごく限られていることを一般の人々に理 解していただき、自分の命を人任せにせず自分自身で労わってほしいという思いをささやかながら述べてみ たい」
②「頭から先入観を持って否定するのではなく、そんなこともあるのかもしれないなという程度の思索のゆと り、そう考えれば日々の生活思想や社会の捉え方も変わるのでは」
科学の最先端をいく医師の現場に即した具体的な話は説得力があります。 20年ほど前にアメリカのマイア ミ大学の精神医学者であるブライアン・L・ワイス博士の「前世療法」を読んだときに匹敵する驚きがありまし た。
人がこの世に生まれる理由が最近漠然と見えて参りました。またこの世における自分の役割というものも少 しずつ明確になってきました。 このことが漠然と見えてきてから以降は、毎日が楽しく、喜びに満ちたものに 変わってくると同時に、生きているだけで有難いと思えるようになってきました。
いずれ自分の近しい身内が無くなることになれば、より一層死というものを真剣に受け止めることになるので しょうが、自分がどうなってゆくのか、極めて興味深いことです。
今後も今まで同様、ビジネスを通じて、相続や事業承継問題にも数多く対応していくことになると思います。
その際に実際に身内を亡くされ感情的になられて判断に迷われている方、死への恐れを持つ方や家族を失
うことへの悲しみを抱えている方に対して、残された者や我々専門家が何をできるのか、我々が成すべき最
も重要なことは、涙ぐみながら同情の言葉をかけることではなく、死への恐怖を和らげる役割を演じること、
死は生と裏腹であり、魂は継続している、自然な出来事なのだと気づいてもらえること。その上で最後まで自
分を失わずに穏やかな気持ちで残された人生を全うしてもらえるようにご支援することではないでしょうか。
ARCHIVE
NEW
-
query_builder 2026/09/10
-
『事業承継について』
query_builder 2026/09/10 -
歴史から学ぶリーダーシップ⑤
query_builder 2026/09/10 -
「スタートアップ政策提言」から考える 中堅中小企業のビジネスチャンス
query_builder 2026/04/10 -
算定基礎届(定時決定)のポイント
query_builder 2026/04/10